「カリッサ・ムーア(ハワイ)」が、『2015 WSL Women’s世界タイトル』と『Target Maui Pro』の2冠を勝ち取る!
2015 Samsung Galaxy World Surf League(WSL) Women’s Championship Tour(CT) #10『Target Maui Pro』:
Final Day:
ホノルア・ベイ/マウイ島/ハワイ:
現地時間2015年12月2日(水曜日):
2015年12月2(水曜日)、残り2日間のウェイティング・ピリオド(開催期間)を前に、今シーズンの最終戦である2015 Samsung Galaxy WSL Women’s CT #10『Target Maui Pro』は、クライマックスとなるファイナルデーを迎えた。美しいマウイ島のホノルア・ベイには、スウェルアップした4~6ftレンジのクリーンで素晴しいパーフェクトなシリンダー・ウェーブがラインナップ。そして、2度のWomen’s世界タイトルを持つハワイの「カリッサ・ムーア(ハワイ)」と、今シーズン世界各国のサーフ・ゲレンデにおいて素晴しいサーフィンを披露し続けてきた「コートニー・コンローグ(アメリカ合衆国)」による激しい世界タイトル・レースのバトルは、Round 4においてコンローグがハワイの「ココ・ホー(ハワイ)」に破れ、この時点でムーアの3度目となる『2015 WSL Women’s世界チャンピオン』が決定した。さらに最終戦のヒートを勝ち続けてFinalへと進んだムーアは、実に7本ものエクセレント・ライドが飛び交う「サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)」とのハイレベルな攻防の末に、自身に花を添えるべく驚異的なパーフェクト10、そしてほぼパーフェクトな9.50ポイントをスコアして『Target Maui Pro』の栄冠も勝ち取った。
40分間のFinal開始早々、フィッツギボンズはフォアハンドでのラディカルなリップ・アタックと、パワー・カーヴのコンビネーションを繰り返し、エクセレントな8.33ポイントで激しいバトルの火を付けた。しかし、その直後のセットをつかんだムーアは、ピークから激しく投げ出されるエア・ドロップから、クリティカルなファースト・セクションにおいて凄まじいフォアハンド・ハックを決め、その後は2つの巨大なパワー・カーヴをコンビネーションさせてパーフェクトに近い9.50ポイントをスコア。
その5分後、セカンド・ウェーブのセットにアプローチを開始したムーアは、パワフルなカーヴィングから、レイバック・スタイルでの激しいビッグ・スナップをコンビネーションさせてエクセレントな8.63ポイントをスコアしてリードを広げる。しかし、ムーアの後ろにランナップされていた2本目のセットをアプロ捕えたフィッツギボンズは、クリティカル・セクションでの素晴しいフォアハンドのコンビネーション・アタックから、ミッド・セクションからパドル・バックするムーアの目の前においてクリーンなバレル・ライドを決めると、エクセレントな8.53ポイントをスコアしてゲーム・オン。Final開始から10分間で、ムーアとフィッツギボンズ両者ともに2本のライディングを終え、その4本すべてのライディングがエクセレント・スコアという序盤からの驚くべきハイレベルなFinalとなった。
ヒート中盤、ムーアはパワフルなフォアハンド・ハック、カーヴ、レイバック・スナップ、そしてエンドセクションにおけるグラブ・リバース・アタックなど、多彩なフェイス・マニューバーをミックスさせて3本目となるエクセレントな9.30ポイントをスコアし、2本のエクセレント・ライドをスコアしているフィッツギボンズをコンビネーション・シチュエーション(1本のライディングでは逆転不可能な状況)へ追い込んでリードを広げた。
さらに勢いを増すムーアは、ヒート終盤に差し掛かろうという時間帯を迎えたところで、ピークから実に美しくパワフルに伸びるシリンダー・バレルの中を完璧なスタイルで走り抜けると、バレル・アウト後のスタイル溢れるダウン・ザ・ラインによってボトムへと降り、そこからクラシック・メジャー・マニューバーを進化させた「革新的メジャー・マニューバー」と言えるグラブ・レールでフルドライブさせつつ縦に引き裂く驚異的なカーヴィング・ターンを披露。これは、Men’sのワールド・サーファーでもヒート中に数名しか魅せたことのないメジャー・マニューバーの進化形と言えるターンで、Women’sのヒート中においてはムーアが初めて魅せた革新的なターンだった。そして、この驚異的なライドによってムーアはパーフェクト10ポイントをスコアすると、ヒート・トータル19.50ポイントという完全勝利を決め、3度目となる『2015 WSL Women’s世界タイトル』と、2度目の連覇となる『Target Maui Pro』の2つの栄冠に輝いた。
「それは、本当にクレイジーなタイトル・レースでした。」と、ムーアは語った。「長いツアー・シーズンにおいて多くの浮き沈みがある中で、常にワールド・レベルを維持し続けなければいけない。わたしは、そのすべてを受け入れながら楽しんでやってきて、それが報われたんだなと思っています。」と、続けてムーアは語った。
※2015 Samsung Galaxy WSL Women’s CT #10『Target Maui Pro』Final Results:
1st:
「カリッサ・ムーア(ハワイ)」
2nd:
「サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)」
3rd:
「アレッサ・クイゾン(ハワイ)」、「ココ・ホー(ハワイ)」
5th:
「タティアナ・ウェストンウェッブ(ハワイ)」、「タイラー・ライト(オーストラリア)」、「ニッキ・ヴァン・ダイク(オーストラリア)」、「ビアンカ、ビュイテンダッグ(南アフリカ)」
※2015 WSL Women’s CT Jeep Readerboad Final Top 10 Ranking(2015ウィメンズ世界CTランキング・トップ10):
No.1(2015世界チャンピオン):
「カリッサ・ムーア(ハワイ)」
No.2:
「コートニー・コンローグ(アメリカ合衆国)」
No.3:
「サリー・フィッツギボンズ(オーストラリア)」
No.4:
「ビアンカ・ビュイテンダッグ(南アフリカ)」
No.5:
「タイラー・ライト(オーストラリア)」
No.6:
「レイキー・ピーターソン(アメリカ合衆国)」
No.7:
「タティアナ・ウェストンウェッブ(ハワイ)」
No.8:
「ジョアン・デフェイ(フランス)」
No.9:
「ニッキ・ヴァン・ダイク(オーストラリア)」
No.10:
「マリア・マニュエル(ハワイ)」
※2015 Samsung Galaxy WSL Women’s CT #10『Target Maui Pro』は、現地イベント会場である「ホノルア・ベイ/マウイ島/ハワイ」から、「Live中継」、「ヒート・アナライザー(各ヒートの映像)」、「ハイライト映像」、「写真」、「ニュース」などが配信されました:
http://www.worldsurfleague.com/events/2015/wct/1315/target-maui-pro
※WSL World Tourについてのさらなる詳しい詳細については、WSLインターナショナルページからご参照願います:
http://www.worldsurfleague.com/
※WSLインターナショナル日本語訳記事と、WSL Japan Regional Tourについてのさらなる詳しい詳細については、「WSL Japan Regional」ページからご参照願います:
Category: All WSL News, WSL World Tour News