カナザワ・ロイがサンセットプロジュニアを制する。
日本の次世代サーファーがサンセットジュニアプロで新たな歴史を刻む!!
金沢呂偉(カナザワ・ロイ)がサンセットビーチで開催された『Sunset Pro Junior(サンセット・プロジュニア)』において歴史的な優勝を果たした。今大会の会場となったサンセットビーチは世界的にも有名なサーフポイントであり、大会最終日もほどよい東からの風と4から6フィートの素晴らしい波が押し寄せ、1日を通して最高なコンディションに恵まれた。絶好なコンディションの中、ファイナルでは世界各国から集まったハイレベルなジュニアサーファーを相手にカナザワは持ち前の勝負強さを発揮した。

Roi Kanazawa about to stick the landing on his way to a maiden Hawaii event victory. © WSL / MIKE CHLALA
ファイナルは非常に劇的な幕切れとなった。30分間のヒートのほぼ全ての時間をクロスビー・コラピント(アメリカ)が主導権を握っていたが、ヒート残り時間が数分のタイミンングでニードポイント6.10のカナザワがラストウェイブを掴む。すると、ワールドクラスの波に全く動じることなく見事なレールワークを見せつけて、ニードポイントを超える6.73ポイントをスコアし、圧巻の大逆転劇を演じてみせたのだ。カナザワにとっては2018年に千葉で開催された『南房総ジュニアプロ』以来、ハワイでは自身初となるプロジュニアでの優勝となった。サンセットジュニアプロでここ数年間大活躍していたフィン・マックギル(ハワイ)がプロジュニアを卒業した今年、カナザワ・ロイが新たな刺客としてこの大会に大きな衝撃を与えた。
『数ヶ月間ハワイに滞在していて、毎日のようにサンセットでもサーフィンをしていたので優勝できてすごく嬉しいです。ファイナルでは非常に緊張しました。』
カナザワはこのように話し、クオーターファイナルで8.83ポイントの今大会ベストシングルウェイブスコアを出すなど、今大会を通じて上手く自身のメンタルをコントルールしていたように見える。16歳とは思えないような実力と精神力を兼ね備えた彼は、果敢にサンセットのパワフルな波にアタックしており、ファイナルでも7.73ポイントというスコアをマークしていた。
カナザワは『今年の末にもう一度ハワイに行きたいと強く思います。サポートしてくれた家族、友人、スポンサーに感謝しています。』と加えた。
近年、国内外でも活躍が目立つ金沢呂偉(カナザワ・ロイ)。彼が見せるビッグウェイブへのチャージングやキレのあるアクションは16歳とは思えないような迫力がある。カナザワの今後の活躍から目が離せない!
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