ウィルソンが”新”ホームタウンで優勝、QS5000第5戦 決勝で地元のキャリナンとの豪州対決制す

Pictured: Julian Wilson (AUS) and Ryan Callinan (AUS) on the podium at the 2020 Surfest Newcastle Pro pres. by Burton Automotive QS5,000 at Merewether Beach. Credit: © WSL / Tom Bennett

Pictured: Julian Wilson (AUS) and Ryan Callinan (AUS) on the podium at the 2020 Surfest Newcastle Pro pres. by Burton Automotive QS5,000 at Merewether Beach. Credit: © WSL / Tom Bennett

ミアウェザービーチ、ニューキャッスルNSW/オーストラリア
(2020年3月8日)

男子のクオリファイングシリーズ(QS)5000の第5戦、サーフェスト・ニューキャッスル・プロが行われた。オーストラリア勢同士の対決となったファイナルは、ジュリアン・ウィルソンが地元ミアウェザービーチのローカルサーファー、ライアン・キャリナンを下し戴冠したが悲喜こもごもの結果となった。35分間の決勝で両者が14.27のスコアで並ぶも、マークリチャーズトロフィーは、イベントのルールに沿って、シングルウェーブの最高スコア8.5を出した世界11位のウィルソンへ正当に贈られた。

一方、世界14位でグーフィースタイルのキャリナンは、初のローカルサーフェスト勝者になることに今までで最も近づいた。地元の声援を受けてファイナルまで進んだが、決勝で対戦したウィルソンもこのタイトルを切望していたかもしれない。ウィルソンは2年前に家族と移住し、地元のコネクションを使って元サーフェストファイナリストのルーク・イーガンにコーチしてもらっていた。

2018年にフランスで行われたチャンピオンシップツアー(CT)での一戦でも顔を合わせたウィルソンとキャリナン。ファイナル20分では、ライトハンドに彫られていて風の影響を受けた地形でフォアハンドとバックハンドを繰り返し、熱戦を繰り広げた。最終的には優位に進めたレギュラースタイルのウィルソンに軍配が上がった。

Pictured: Julian Wilson (AUS) was the one to beat all week at Merewether Beach. Credit: © WSL / Tom Bennett

Pictured: Julian Wilson (AUS) was the one to beat all week at Merewether Beach. Credit: © WSL / Tom Bennett

ウィルソンは、「本当にいい気分だ」と今では地元となった土地での勝利にご満悦。「このエリアでのコミュニティは信じられないくらいとても素晴らしいサポートがあった。勝利することができて、ファイナルをライアンと共有できたのは本当に特別だった。ライアンがどれほどプレッシャーを感じていたかは十分に分かる。ここで勝てたことは本当に特別さ」と喜びを爆発させていた。

さらにウィルソンは、「この勝利はルーク(イーガン)のおかげ。毎週のようにそばにいてくれて、彼のローカル知識は本当に役に立った。昨年はCTでうまくいかなかったから、休みの間もたくさんのハードワークを積んでいた。その結果がシーズンの早い時期にフィードバックできて良かったよ」と、コーチのイーガンとの二人三脚でつかんだ勝利であることを強調した。

Pictured: Julian Wilson  (AUS) chaired to victory by Merewether legend and his new coach Luke Egan. Credit: © WSL / Tom Bennett

Pictured: Julian Wilson (AUS) chaired to victory by Merewether legend and his new coach Luke Egan. Credit: © WSL / Tom Bennett

一方のキャリナンは、地元での勝利がするりと掌からこぼれ落ちていった。決勝では2つの大きなバックハンドターンで7.77を生み出し、最終的にスコアは同点。しかしながらキャリナンは優勝できず、単なるレーティングポイント以上にキャリナンにとってこの地で優勝を逃したことは大きな意味を持った。

それでも、キャリナンはまず地元のサポートに感謝した。「今週は僕にとって特別だった。バタバタしていたけど、うまく御することができた。僕たちは世界中を転戦して、そこにはたくさんの人々がいる。そしてみんな僕を応援してくれる。生きていると感じることができて、とてもグレートなことさ。ヒートのたびに何百人が歓声をあげて応援してくれる。そしてここニューキャッスルではそれがもっと大きくなる。僕もその中の一員になることを愛している」。

惜しくも地元での優勝を逃したキャリナンだが、その難しさを十分に理解していた。「サーフィンをすることがとても好きなんだ。特に今回のセミファイナルでは自分がどれだけサーフィンが好きなのかが分かった。あれは自分の中でもベストパフォーマンスの一つだね。ホームタウンでは最も勝ちたいけど、最も大変。多くのプレッシャーがのしかかってくるからね」。

Pictured: Local favourite Ryan Callinan (AUS) finishing runner up at the 35th Surfest Newcastle Pro QS5,000 at his home beach of Merewether. Credit: © WSL / Tom Bennett

Pictured: Local favourite Ryan Callinan (AUS) finishing runner up at the 35th Surfest Newcastle Pro QS5,000 at his home beach of Merewether. Credit: © WSL / Tom Bennett

キャリナンの準決勝は、この日で最も高い合計スコアが飛び出したヒートだった。キャリナンの2本の合計スコアは、18.30。対するイアン・ゴウヴェイア(ブラジル)も、フロントサイドのエアを披露するなど計17.10をマークした。ハイレベルな戦いだったが、ブラジリアンは不運にも涙を飲み、3位という結果になった。

QS5000第2戦プロ・タガズート・ベイで2位に入ったアロンソ・コレア(ペルー)は、準決勝でウィルソンを破ることができず。元CTサーファーのジョアン・ドゥル(フランス)は、準々決勝で16.07のハイスコアをマークするも、ウィルソンが立ちはだかり準決勝に進むことができなかった。


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